Z世代を釘付けにする「リアル」の衝撃。西日本シティ銀行のSns戦略と辰川蒔奈が起こした金融マーケティングの新風
地方銀行が直面する構造的な課題は深刻だ。人口減少、低金利環境の長期化、そして若者の「銀行離れ」。キャッシュレス決済やネット専用銀行の普及に伴い、実店舗に足を運ぶ若い世代は激減した。
しかし、新生活のスタートや就職、資産形成の第一歩において、地域に根ざしたメインバンクの存在感は依然として大きい。西日本シティ銀行が目指したのは、「遠い存在の金融機関」から「最も身近なライフパートナー」へのアップデートだ。一見するとリスクのありそうな若者向けアプリへの参入は、時代の変化を捉えた必然の変革だったと言える。