シティポップの伝説桑名晴子!名盤秘話と魂の歌声に迫る独占記事
1978年にリリースされたデビュー・アルバム『Million Stars』は、日本のシティ・ポップ史に燦然と輝く名盤として語り継がれている。ハワイとロサンゼルスで敢行されたレコーディングには、現地のトップミュージシャンらが集結。潮風の匂いと熱帯の豊かな空気をそのまま封じ込めたような音作りは、当時の音楽関係者を大いに驚かせた。
このプロジェクトで極めて重要な役割を果たしたのが、元はっぴいえんどの伝説的ギタリストであり天才編曲家の鈴木茂だ。彼が持ち込んだアコースティックかつ洗練されたギターワークとアレンジは、彼女の天性の感性と奇跡的な化学反応を起こした。アルファレコード周辺のクリエイティビティとも共鳴しながら、単なるフュージョンやポップスに収まらない、極上のソウル・ミュージックとして結晶。スタジオ内の一発録りに近い緊張感の中で、時代を超える名曲の数々が誕生した。