20Kg痩せると見た目はどう変わる?顔や体型の変化と服のサイズ
見た目の劇的変化の裏には、体内で起きている厳密な生物学的プロセスが存在する。日本肥満学会が策定した基準において、BMI(体格指数)25以上は肥満、30以上は高度肥満と分類される。例えば身長170cmで体重85kg(BMI 29.4)の人が20kg痩せて65kg(BMI 22.5)になると、一気に理想的な「標準体重」のゾーンへと足を踏み入れることになる。
減量過程における脂肪の減少順序も視覚的変化に直結している。一般的に、人間の体は代謝スピードの速い内臓脂肪から優先的に燃焼し、その後に皮膚のすぐ下にある皮下脂肪・内臓脂肪の双方が減少していく。腹部の深部にある内臓脂肪が減ることで、まずポッコリと突き出たお腹が凹み、続いて皮下脂肪が削ぎ落とされることで腰回りや太もものラインが引き締まっていくのだ。
栗原毅医師をはじめとする専門家は、内臓脂肪の減少が全身の代謝機能を劇的に改善させると解説する。血液中の脂質や血糖値が正常化するとともに、血行が促進されることで肌のトーンが明るくなり、むくみが解消される。20kgの減量は、単に脂肪という重りを下ろすだけでなく、細胞レベルで身体を若返らせ、それがそのまま外見の透明感や引き締まり感として表面化するのだ。