なぜすぐ枯れる?ラベンダーの育て方と日本の夏を越す剪定の極意
ラベンダーを上手に育てるためには、栽培する品種の系統を把握することが欠かせません。大きく分けて「イングリッシュ系(コモンラベンダー)」と「フレンチ系(ストエカスラベンダー)」があり、それぞれ耐寒性と耐暑性のバランスが大きく異なります。
イングリッシュラベンダーの育て方で意識すべきは、徹底的な暑さ・湿気対策です。芳香成分が最も強く香水の原料にもなる代表種ですが、寒さに非常に強い一方で耐暑性は弱く、暖地では夏越しに工夫が求められます。寒冷地や高冷地であれば地植えでも元気に育ちます。
対照的に、ウサギの耳のような苞葉(ほうよう)が特徴のフレンチ系は、比較的日本の暑さに強く、暖地でも育てやすい強健な性質を持ちます。ただし、氷点下5度を下回るような厳しい寒さには弱いため、寒冷地では冬の管理に注意が必要です。住んでいる地域の気候条件に合わせて系統を選ぶことが、失敗を回避する近道です。