新幹線全線開業15年、福岡「第3の都市」の玄関口で何が起きているのか?Jr久留米駅の現在地【2026年現地ルポ】
久留米を語る上で、世界的タイヤメーカー・ブリヂストンの存在を外すことはできない。駅東口を出ると、目に入るのは整然と区画された近代的な街並みと、歴史ある産業遺産の面影だ。創業者の石橋正二郎が築いた企業城下町のDNAは、今もこの駅前空間に色濃く息づく。
2026年現在、駅前広場では自動運転小型モビリティの実証運行が本格的な日常の足へとシフトしつつある。西鉄久留米駅方面や市街地中心部、さらには広大な工場敷地や医療センターを結ぶスマートアクセスが整備され、かつて指摘された「JRと西鉄の微妙な距離感」という久留米特有の交通課題を、テクノロジーが埋めつつあるのだ。