世界遺産・百舌鳥古墳群の謎を追う!仁徳天皇陵の秘密と巡り方
百舌鳥エリアを語る上で欠かせないのが、東に位置する羽曳野市・藤井寺市に広がる古市エリアの存在だ。これらは一体として「百舌鳥・古市古墳群」の名で世界遺産に登録されている。二つの古墳群は時期をほぼ同じくして整備され、古代の二大メガロポリスとも言える壮大な景観を形成していた。
百舌鳥が海に面した玄関口として機能していたとすれば、古市は内陸の交通要衝を抑える拠点であったとされる。双方に配された巨大墳墓の並びは、当時の王権が持っていた二重の防衛・威信システムを物語っている。双方の地域を比較しながら歩くことで、5世紀の日本列島を動かしていた権力者たちの広域な都市計画の全貌が浮かび上がってくる。