都心の歴史的オアシス・明治学院大学白金キャンパス徹底解剖
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白金台のゆるやかな坂を上り詰めると、木漏れ日の中に鮮やかな木造建築が姿を現す。1889年頃に建設された「明治学院インブリー館」だ。この歴史的建造物は国の重要文化財に指定されており、日本に現存する宣教師館の中でも極めて古い部類に属する。寄棟造りの屋根や下見板張りの外壁は、明治期の洋風建築様式を今に伝える貴重な遺産と言える。
敷地内を歩くと、インブリー館のみならず、ネオ・ゴシック様式が美しい「明治学院記念館」や、重厚なパイプオルガンの音色が響き渡る礼拝堂(チャペル)が視界を彩る。創始者ジェームス・カーティス・ヘボンの「Do for Others(他者への貢献)」という理念は、こうした建造物の端々にも根付いている。都市開発が激しく進む都心にあって、かつての面影を崩さずに継承し続ける姿勢こそが、この学舎のアイデンティティを形成している。