瀧本幹也の写真集が放つ静謐な光:自然と建築、レンズが捉えた美学の軌跡
サントリー「天然水」、ポカリスエット、JR東日本など、日本の広告史に残る数々のヴィジュアルを手がけてきた瀧本幹也。彼にとって広告写真とパーソナルワーク(写真集)は隔てられたものではありません。
広告表現で鍛え抜かれた「一瞬で視線を惹きつける強いグラフィック性」が写真集のページデザインに活かされ、逆に写真集の制作で培われた「深遠な世界観と空間描写」が商業広告のクオリティを高めています。クライアントワークと芸術制作を高次元で巡還させるこの柔軟な美学こそ、瀧本幹也という写真家が現代写真表現のフロントランナーであり続ける最大の理由です。