『黒執事』マダム・レッドの葬式は何話?赤いドレスの理由とシエルの真意
マダム・レッドの壮絶な退場劇とそれに続く葬送シーンは、原作・アニメの双方で序盤の大きなターニングポイントとして位置づけられています。
原作漫画では単行本第3巻・第13話「その執事、葬送」に収録されています。名門貴族の陰惨な連続殺人事件を追う「切り裂きジャック編」のエピローグとして描かれ、枢やな氏による耽美かつ重厚なペンタッチが遺憾なく発揮されました。
一方、アニメ版では第1期・第5話「その執事、時向」の終盤から第6話「その執事、葬送」にかけて映像化されています。教会に響き渡るパイプオルガンと聖歌隊の声、ステンドグラスから差し込む光、そして静寂を切り裂くように舞い散る赤い薔薇の花びらの演出は、アニメ史に残る芸術的なアヴァンギャルドさとして絶大な評価を受けました。
特にアニメ第6話の葬送シーンで流れる劇伴楽曲「Si deus me relinquit」(作曲:岩崎琢)は、ラテン語の荘厳なコーラスと哀愁を帯びた旋律がシエルの独白と完璧にシンクロし、視聴者の涙を誘う決定的な要素となりました。