服に穴を開ける虫の正体!シラホシヒメカツオブシムシの駆除と予防法
シラホシヒメカツオブシムシ(白星姫鰹節虫)は、コウチュウ目カツオブシムシ科に属する家庭内害虫です。成虫の体長は約4〜5.5ミリで、黒褐色の細長い楕円形をしており、背中(上翅)の中央左右に「白い斑点(白星)」が一対ある点が外見上の大きな特徴です。
成虫自体は花の蜜や花粉を主食とし、衣類を食べることはありません。しかし、室内に侵入した成虫が産み落とした卵から孵化する「幼虫」が深刻な食害をもたらします。
幼虫は赤褐色から濃褐色の細長い体型をしており、尾の先端に長い毛の束を持っています。暗く湿度が保たれた場所を好み、ウール、カシミヤ、シルク、羽毛、皮革といった動物性繊維を主食とします。さらに鰹節、煮干し、ペットフード、小麦粉などの乾燥食品も大好物です。
「人を刺したり噛んだりするのか」という不安の声を耳にしますが、シラホシヒメカツオブシムシが直接人を刺すことはありません。毒針や毒腺も持たないため、吸血被害の心配は無用です。ただし、幼虫の体毛に敏感な肌が触れると、アレルギー反応によって軽度のかゆみや皮膚炎を起こすケースが報告されています。健康面での直接危害は低いものの、財産である衣類への被害は極めて甚大です。