原点にして頂点!Jリーグオリジナル10の栄光の軌跡と現在地
黎明期の熱狂を牽引したのは、三浦知良を筆頭とするスター選手たちの華やかな存在感だった。ピッチで見せる鮮やかなフェイント、ゴール後の派手なカズダンス、そして奔放で洗練された佇まいは、サッカーを瞬く間に若者文化の最前線へと押し上げた。読売クラブの流れを汲むヴェルディ川崎はスター軍団として君臨し、チケットはプラチナ化。グッズの売上は爆発的な数字を記録した。
だが、単なるブームで終わらせないための構造改革が水面下で進められていた。公益社団法人日本プロサッカーリーグが推進した百年構想は、親企業の宣伝媒体にとどまっていた日本のスポーツを、独立採算を目指す真のプロスポーツビジネスへと脱皮させた。その象徴となったのが浦和レッドダイヤモンズだ。開幕当初は成績不振に喘ぎ「お荷物」と揶揄されながらも、サポーターの熱烈な支持を背景に強固な経営基盤を構築。埼玉スタジアムを真っ赤に染め上げる動員力を武器にアジア王者へと登り詰め、日本屈指のメガクラブへと成長を遂げた。