超大国化する中国の軍事機構と日本を揺るがす台湾有事のシナリオ
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台湾海峡に正面から対峙するのが東部戦区だ。台湾本島を全方位から包囲する統合軍事演習を常態化させており、海空両軍に加えてサイバー戦部隊や強襲揚陸部隊をシームレスに連動させる体制を築き上げた。
その背後で最大の抑止力として機能しているのが、中国人民解放軍ロケット軍の存在である。極超音速滑空ミサイル「DF-17」や、米空母を標的とする「DF-21D」「DF-26」といった対艦弾道ミサイル(ASBM)が配備され、米軍の介入を阻む「接近阻止・領域拒否(A2/AD)」の要となっている。台湾包囲網は単なる威嚇ではなく、電撃的な封鎖作戦と米軍迎撃を同時に遂行する実戦シナリオとして練り上げられているのだ。