巨匠ペローの造形美、大阪梅田の富国生命ビルが魅せる都市の未来形
この挑戦的な建築を実現させたのは、施主である富国生命保険相互会社と、施工を担当した清水建設株式会社の先進的な技術力と情熱だ。ペロー氏の描いた複雑かつ繊細な意匠を現実のものとするため、施工現場では極めて高度な施工管理技術が駆使された。
複雑なガラス外壁パネルの組み立てや構造強度の確保、さらには高い省エネルギー性能の追求など、双方の妥協なき連携が結実している。CASBEE(建築環境総合性能評価システム)におけるSランク評価をはじめ、環境負荷の低減と災害耐性を極限まで高めた設計は、持続可能な都市づくりの指針として高く評価されている。