妊娠中のチーズフォンデュは安全?リステリア菌とアルコールの真実

妊娠中のチーズフォンデュは安全?リステリア菌とアルコールの真実について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

チーズは製造方法によって大きく「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2つに大別される。この違いを把握することが、妊娠中の安全なチーズ選びの第一歩となる。

ナチュラルチーズは生乳に乳酸菌や凝乳酵素を加えて固め、熟成させたものだ。海外からの輸入ナチュラルチーズ(フランス産やスイス産のカマンベール、エメンタール、グリュイエールなど)は、伝統的な製法により未殺菌乳で作られていることがあり、リステリア菌汚染のリスクを排除できない。

一方、日本の食品衛生法(乳等省令)に基づき国内で製造されているプロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱して溶かし、乳化させて成形している。製造工程で85℃前後で数分間の加熱殺菌処理が義務付けられているため、開封直後の状態であってもリステリア菌が存在する心配はない。国産のピザ用とろけるチーズや「要加熱」と明記されたスライスチーズ、ベビーチーズなども、適切な熱処理が施されているため安全性が極めて高い。

妊婦がチーズフォンデュを楽しむ場合は、伝統的なスイス産チーズのブレンドではなく、国産のプロセスチーズまたは国内メーカーが加熱殺菌済みと保証しているチーズを選ぶのが鉄則だ。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。