月収23万の手取りは約18万?一人暮らしのリアルときつい噂の真相

月収23万の手取りは約18万?一人暮らしのリアルときつい噂の真相の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

額面給料として支給される23万円から、具体的に何がいくら差し引かれるのかを正確に把握している人は多くありません。給与から天引きされる控除項目は、大きく分けて「社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)」と「税金(所得税・住民税)」の2系統が存在します。

月収23万の手取り額を算出する場合、東京都内の企業に勤務する単身者(20代後半・扶養家族なし)をモデルケースに試算すると、毎月の手取り金額は約18万1,000円前後となります。控除の合計額は約4万9,000円に達し、給与額面の2割強が手元に残らない計算です。

まず大きな割合を占めるのが社会保険料と所得税の控除額です。厚生労働省および協会けんぽが公開している保険料率に基づくと、健康保険料が約1万1,500円、厚生年金保険料が約2万1,960円(標準報酬月額24万円適用時)、雇用保険料(料率0.6%)が約1,380円となり、社会保険料だけで毎月約3万5,000円が天引きされます。

税金面では、国税庁の「源泉徴収税額表」および2026年最新給与所得控除の算出基準に基づき、毎月の所得税が約3,800円前後差し引かれます。さらに見落とせないのが、前年の所得に応じて課税される住民税です。社会人2年目以降から本格的に始まる住民税の天引きシミュレーションを行うと、月額でおよそ8,500円から9,000円が課税されます。これにより、手取り額は入社1年目よりも実質的に目減りすることになります。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価額面月収230,000円大卒初任給〜20代半ば水準若手社員の標準的なスタートライン社会保険料控除約34,840円(健保・厚生年金・雇用)額面の約15%前後将来の年金給付や傷病手当の基盤所得税+住民税約12,500円〜13,000円所得控除後の課税所得に応じた金額2年目からの住民税天引きで手取りが減少実際の手取り振込額約181,000円〜183,000円額面の約78%〜80%可処分所得として毎月使える実質資金
井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。