酒鬼薔薇聖斗の両親は現在どこに?離婚・自己破産と巨額賠償の行方
事件から2年が経過した1999年、母親は『「少年A」この子を生んで……』と題した手記を出版しました。家庭内での少年Aの異変に気づけなかった後悔や、幼少期からの歪んだ母子関係、そして事件発覚時の絶望が赤裸々に綴られたこの本は、出版界に大きな波紋を呼びました。
加害者の親が手記を出版することに対しては、当然ながら「被害者の感情を逆なでする」「売名や金稼ぎではないか」という厳しい批判が巻き起こりました。しかし、両親側は手記の出版前から「書籍から得られる印税収入はすべて被害者遺族への損害賠償弁済に充てる」ことを確約していました。
実際に手記は数十万部のベストセラーとなり、得られた数千万円規模の印税は全額が弁護団を通じて遺族のもとへ支払われました。手記には母親としての深い自責と、一生をかけて罪を償い続けるという悲壮な決意が記録されています。