東京都庁第一本庁舎の完全攻略2026!地上202M展望室と夜の絶景を徹底検証
東京都庁第一本庁舎を語る上で欠かせないのが、世界の建築史に名を刻む巨匠・丹下健三による設計思想です。1991年に丸の内から西新宿へと移転・竣工した本庁舎は、当時日本一の高さ(243メートル)を誇り、80年代後半の日本の経済的・文化的な熱量を象徴するモニュメントとして誕生しました。
外観のデザインモチーフは、フランス・パリのノートルダム大聖堂に見られる双塔形式のゴシック建築と、日本建築の伝統である障子や木格子(きごうし)のグリッドパターンを高次元で融合させたものです。タワー中央部から33階を境に南北のツインタワーへと枝分かれするシンメトリーな幾何学フォルムは、威厳と繊細さを兼ね備えています。
また、外壁には花崗岩(御影石)とガラスを組み合わせたプレキャストコンクリートパネルが採用されており、光の当たり方や天候によって建物の表情が劇的に変化します。行政機能の集約だけでなく、市民や来訪者を受け入れるパブリックスペースとして設計された都民広場の半円形コロネード(列柱)など、随所に丹下建築ならではの都市的スケールと空間演出が息づいています。