キャサリン妃の実家豪邸はなぜ豪華?事業破産とバックルベリーの現在地
会社の破産劇に伴い、英国のタブロイド紙やSNSでは「負債を弁済するためにバックルベリー・マナーを売却せざるを得ないのではないか」「豪邸が差し押さえられる」といった噂が瞬く間に拡散しました。しかし、2026年現在に至るまで、邸宅が売りに出された事実は一切ありません。
なぜ巨額の借金を抱えながら、一家は10億円超の豪邸を維持できているのでしょうか。その理由は、英会社法における厳格な「法人格の独立性」にあります。
パーティ・ピーシーズは「有限責任会社(Limited Company)」として登記されていました。経営者の故意の詐欺や違法行為、あるいは個人保証(Personal Guarantee)を差し入れていない限り、会社の債務が経営者個人の私有財産に及ぶことは法的にありません。バックルベリー・マナーはマイケル氏とキャロル氏が個人名義で所有しており、会社の担保には供されていなかったため、法的な差し押さえを完全に回避できたのです。
さらに、王室警備上の理由も邸宅の売却を難しくしています。バックルベリー・マナーには、将来の国王であるウィリアム皇太子とキャサリン妃、そして王位継承権を持つジョージ王子らが頻繁に滞在するため、ロンドン警視庁およびテムズバレー警察と連携した数十万ポンド規模の特別防犯改修が施されています。赤外線センサー、防弾ガラス、防犯ゲート、周囲上空の飛行制限など、国家レベルの保安対策が講じられた拠点を手放すことは、王室全体の安全保障上も現実的な選択肢ではありませんでした。