人工膀胱を公表した芸能人たち|知られざる苦悩と復帰への真実
22年間にわたり『情報プレゼンター とくダネ!』のメインキャスターを務め上げた小倉智昭氏の闘病は、まさに壮絶を極めた。2016年に膀胱がんが発覚した際、当初は膀胱温存治療を試みたものの、再発を繰り返した末に2018年、膀胱全摘出と人工膀胱の造設を選択した。
「膀胱を取ると聞いたときは目の前が真っ暗になった」と後に振り返った小倉氏。生放送中に尿意を気にせず番組を進行できる安堵感を得た一方で、装具の装着感や皮膚トラブル、夜間のパウチ交換など、新たな生活様式への順応には相当な精神的エネルギーを要したという。
番組終了後も肺への転移や複数回の手術を経験しながら、小倉氏はメディア出演を続けた。パウチを付けた状態でのゴルフや旅行など、アクティブな生活を諦めない姿を提示し続けることは、オストメイトであっても人生の豊かさは奪われないという何よりの証明となっている。