インクラインダンベルフライの真実!大胸筋上部を最速で厚くする黄金角度

インクラインダンベルフライの真実!大胸筋上部を最速で厚くする黄金角度に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

怪我のリスクを完全に遮断し、大胸筋鎖骨部にダイレクトに負荷を乗せるための動作手順を順を追って解説します。

まずベンチへ横たわる際、スタートポジションではダンベルを胸の真上へ構えます。このとき手のひらは互いに向き合う「ニュートラルグリップ」を選択します。多くの人が誤解しているのが腕の伸ばし方です。腕を棒のように真っ直ぐ伸ばすと肘関節に無理なストレスがかかり、逆に曲げすぎるとプレス動作に変質してしまいます。最も適した肘の角度は「120度前後」(軽くゆとりを持たせた緩やかな弓なりの状態)です。動作の開始から終了まで、この120度の角度を一ミリも動かさない意識を持つことが極めて重要になります。

腕を開いていく局面では、「ダンベルを遠くへ下ろす」のではなく、「大きな大木を抱きかかえるような円軌道」をイメージしてください。肘を体の真横(90度)へ倒すのではなく、鎖骨のラインから斜め下30度前後の角度へ向かって肘からリードして下ろしていきます。下ろす深さの限界値は「ダンベルのグリップが胸板の高さと同じになるライン」までです。それ以上深く下ろすと、胸のストレッチではなく肩関節の前方靱帯が引き伸ばされるだけとなり、インピンジメントの直接要因になります。

ボトムで大胸筋上部の引きつるようなストレッチを感じたら、肘の角度を120度に固定したまま、抱え込んだ大木を包み直すように円軌道でダンベルを元の位置へ戻します。この際、トップでダンベル同士をカチンと衝突させる必要はありません。ダンベル同士が触れ合う直前(肩幅程度の間隔)で動作を止め、負荷が胸から抜けない緊張状態を維持してください。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。