物議のドリームハウス「土の家」現在は?雨漏り噂と暮らしの真実
脱炭素やサステナビリティが叫ばれる現在、山下保博氏が試みた土建築への挑戦は、新たな視点で再評価の機を迎えている。土は現地調達が可能で、解体後も自然環境へ還元できる極限の循環型資材だ。製造過程で大量のCO2を排出するコンクリート依存からの脱却を目指す現代の建築界において、このプロジェクトが遺したデータや実証事例は貴重な財産となっている。
かつては「奇抜な欠陥住宅疑惑」としてネット上で揶揄されることもあったが、日本建築学会をはじめとする研究者や環境建築の専門家からは、地球環境時代における先駆的試みとしての側面が再認識されている。過激な番組演出の裏側に秘められた先進的な建築理念は、時代が追いついたことでその真価を問われ直しているのだ。