松方弘樹の死因と闘病の真相|仁科亜季子との離婚理由や遺産相続の闇
松方弘樹という人物の真価は、映画のスクリーン上だけでなく、撮影現場やプライベートで接した人々が口を揃えて語る「圧倒的な人間力」にありました。
若い頃の松方さんは、涼しげな目元と完璧な顔立ちを誇る正統派の美青年スターでした。しかし、年齢を重ねるにつれて東映実録路線で培った野性味と凄みが加わり、唯一無二のダンディズムを確立します。さらに1980年代半ばからは、日本テレビ系『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に出演。ビートたけしさんから容赦なくイジられ、大笑いしながら涙を流す姿がお茶の間に浸透し、従来の「怖いヤクザ映画の俳優」というイメージを一変させました。
撮影現場での気配りは伝説的であり、大部屋俳優や裏方スタッフ全員に自腹で高級弁当を差し入れ、エキストラ一人ひとりの名前を覚えて声をかけるなど、現場の士気を高める天才でもありました。生前の特番インタビューで親友の梅沢富美男さんが「あの人ほど人の悪口を言わず、後輩に気前よく奢り、誰もが惚れ込む男はいなかった」と語った言葉は、松方さんの本質を象徴しています。
SNSやネット掲示板上でも、「どんなに女性関係で奔放でも、不思議と誰からも憎まれなかった」「昭和の映画界のスケール感を最後まで体現していた」と、その豪快な生き様を懐かしみ称賛する声が絶えません。