旧宮家とは何か?離脱の歴史と皇位継承を巡る養子案の最新動向

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日常のニュースで混同されやすい言葉に「旧皇族」と「旧宮家」がある。厳密には、1947年(昭和22年)の皇籍離脱時に実際に皇族の身分を有していた当事者個人を「旧皇族」と呼び、その方々が属していた家柄や、その男系子孫を含めた血統全体を「旧宮家」と総称するのが一般的だ。離脱から長い年月が経過した現在、皇族としての身分を経験した存命者はごくわずかであり、現在の議論は主にその「子孫(民間人として生まれ育った世代)」を対象としている。

旧宮家のルーツを辿ると、すべての家が室町時代の北朝第3代・崇光天皇の皇子に始まる伏見宮家の流れを汲んでいる。伏見宮家は代々皇位継承者を補給する「四親王家(伏見宮、桂宮、有栖川宮、閑院宮)」の筆頭として存続し、江戸時代後期に閑院宮家から光格天皇が即位して現在の皇室へと直接つながった歴史を持つ。

幕末から明治維新期にかけて、皇室の藩屏(守り)を強固にする目的で伏見宮家から多くの分家が誕生した。これが昭和期まで続いた宮家群であり、系図の上では現在の天皇家と約600年前に枝分かれした血統にあたる。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。