介護認定調査員が辛い決定的理由|家族の重圧・書類地獄と現場の本音
Q1:特記事項を速く、かつ差し戻しなく書く最大のコツは何ですか?
A1:主観表現(「〜と思われる」「大変そうである」)を徹底して排除し、「5W1H」に基づいた客観的介助量を書くことです。「毎日夕方の入浴時、浴槽への出入りに家族の声かけと手引き介助を要している」のように、状況・頻度・介助レベルをワンセットで記述すると、審査会が一読で理解でき差し戻しが激減します。
Q2:調査中、家族から「絶対に要介護3にして」と強く迫られたらどう返すべきですか?
A2:その場での安請け合いや否定を避け、「ご家族様が大変ご苦労されている状況はしっかりと把握いたしました。ただ、最終的な要介護度は医師の意見書や審査会での合議によって決定されるため、私の一存でお約束することはできません。本日伺った実態を余すところなく特記事項に記載して提出いたします」と、傾聴しつつ制度のルールを丁寧に説明するのが最も安全です。
Q3:認定調査の仕事が精神的に限界で辞めたいのですが、この経験は他で活かせますか?
A3:十分に活かせます。認定調査で培った「心身機能の鋭いアセスメント能力」「論理的な文章作成能力」「複雑な人間関係の傾聴スキル」は、ケアマネジャー専任業務はもちろん、地域包括支援センターの相談員、介護施設の相談員(生活相談員)などでも極めて高く評価されます。自分を壊す前に環境を変える選択肢を視野に入れることは極めて合理的です。