開運を引き寄せる高崎だるまの作法|職人が明かす目入れと選び方
高崎におけるだるま造りのルーツを辿ると、黄檗宗の古刹である少林山達磨寺に突き当たる。江戸時代中頃、天明の大飢饉によって苦しむ農民たちの姿を痛まし痛感した寺の住職が、副業としてだるまの作製を提案したのがすべての始まりだった。
その志を受け継ぎ、具体的な木型を彫り上げたのが地元の農民であった山形友五郎だ。彼の手によって誕生した木型だるまは、やがて地域全体の産業へと発展し、禅宗の祖である達磨大師の厳格な教えと人々の切実な祈りを結びつける架け橋となった。