小学校教員の年収は割に合わない?年代別の手取りと給特法改正の真相
公立小学校の教員は地方公務員(教育公務員)に該当し、給与は各都道府県・政令指定都市の「教育職給料表」に基づいて支給されます。民間企業のように業績で基本給が乱高下することはなく、毎年着実に昇給していくのが大きな特徴です。
新規学卒者の小学校教員の初任給は、大卒で月額約22万〜25万円程度(教職調整額や地域手当を含む)からのスタートとなります。ここから厚生年金、共済保険料、住民税などが控除されるため、新卒1年目の月々の手取り額は約18万〜20万円前後です。
年代ごとの平均年収と手取り、ボーナスの目安は以下の通りです。
▼ 20代:年収350万〜450万円前後
20代前半は年収350万円前後、後半になると400万円を超えてきます。小学校教員の年収(20代)における毎月の手取りは約20万〜25万円。期末・勤勉手当(ボーナス)は年間で約80万〜110万円(手取り約65万〜90万円)程度支給されます。独身であれば生活に困ることは少ないものの、業務量の多さに比べると控えめな印象を持つ若手も少なくありません。
▼ 30代:年収500万〜600万円前後
中堅層となる小学校教員の年収(30代)は、学年主任や各種分掌のリーダーを任される機会が増え、平均年収520万〜580万円程度へと到達します。月の手取り額は約27万〜34万円、ボーナスは年間で約120万〜150万円(手取り約95万〜120万円)です。子育てや住宅ローンの返済が始まる時期ですが、公務員ならではの福利厚生や各種手当(扶養手当、住居手当など)の手厚さが生活を支えます。
▼ 40代〜50代:年収650万〜750万円以上
指導教諭やベテラン教諭として円熟期を迎える40代後半から50代では、年収は680万〜750万円以上に達します。役職に就かなくても年功序列の昇給モデルによって安定した高水準を維持できる点が、教育公務員の強みです。