ドラマ『Nのために』豪華キャストの現在と相関図!結婚秘話や真相を解説
物語最大のクライマックスである「スカイローズガーデン事件」の真相は、単なる愛憎劇ではなく、互いを思いやるがゆえに重なった悲劇的なすれ違いでした。
事件現場で命を落としたのは野口貴弘と奈央子の夫妻。そして夫・貴弘を殺害した真犯人は妻の野口奈央子でした。西崎が奈央子を連れ出そうとした際、激怒した貴弘が西崎に激しい暴行を加えます。その光景に錯乱した奈央子が、背後から燭台で夫を殴り倒して絶命させ、自らも命を絶ってしまったのです。
しかし、なぜ西崎が「犯人」として10年間服役したのか。そこにはそれぞれの「N」に対する究極の愛がありました。
西崎は、自らが母の虐待から逃げられなかった過去と奈央子を重ね合わせ、「自分が奈央子を救えなかった」という罪悪感から、彼女の名誉を守るために身代わりとなって自首しました。一方、現場のドアにチェーンをかけて西崎の脱出を阻む形となってしまったのは安藤望でした。安藤は希美が貴弘と親密そうに将棋を指す姿に嫉妬し、ほんの軽い悪戯心で外からチェーンをかけただけであり、室内で殺人が起きるとは夢にも思っていませんでした。
そして希美は、安藤がチェーンをかけた事実を知りながら、愛する安藤の輝かしい未来に傷をつけないため、その秘密を墓場まで持っていくことを決意します。登場人物全員が「誰か(N)を守るため」についた嘘が、あの凄惨な密室事件を完成させてしまったのです。