紅茶花伝が愛され続ける理由とは?味のリニューアルと販売終了の真相

紅茶花伝が愛され続ける理由とは?味のリニューアルと販売終了の真相についての最新情報をお届けします。

紅茶花伝が産声を上げたのは1992年のことです。当時、缶紅茶市場といえばストレートティーやレモンティーが主流でしたが、本格的なミルクのコクを前面に打ち出した「ロイヤルミルクティー」の投入は、業界に大きな衝撃を与えました。ブランド名は、世阿弥の能楽論書『風姿花伝』に由来し、「上質な紅茶の美味しさを極めて届けたい」という開発思想が込められています。

発売以降、紅茶花伝の歴代ラインナップは時代のニーズを敏感に捉えながら変遷してきました。1990年代から2000年代にかけては濃厚な甘みとミルク感を重視したショート缶やボトル缶が自販機を中心にヒット。その後、2010年代後半に入ると「甘すぎる飲料を敬遠する」大人のユーザー層に向けて、すっきりとした飲みやすさを追求する大きな舵切りが行われました。

特にブランドの転換点となったのが、2018年に登場した「紅茶花伝 クラフティー(CRAFTEA)」シリーズです。厳選茶葉に100%果汁を贅沢に注ぎ、仕上げにはちみつを加える製法を採用。従来の「人工的なフルーツティー」のイメージを覆し、働く女性や若年層を中心に爆発的な支持を獲得しました。現在では、濃厚なデザート感を満たすロイヤルミルクティーと、日常の水分補給や仕事のお供に適したクラフティーの2大支柱が確立されています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。