発達障害は遺伝する?親からの確率とAdhd・Asd最新研究の真相

発達障害は遺伝する?親からの確率とAdhd・Asd最新研究の真相の詳細について、最新情報を基に徹底解説します。

郵送型の遺伝子検査キットが普及するなか、「遺伝子を調べれば子どもの発達障害を予測できるのか」という関心が高まっています。

現行の医療水準において、市販の遺伝子検査で発達障害を確定診断することは不可能です。前述の通り、発達障害は数百から数千の遺伝子がわずかに関与する多因子疾患であるため、「この遺伝子があればASDになる」という決定打となる単一遺伝子はごく稀な遺伝疾患(脆弱X症候群や結節性硬化症など)を除いて存在しないからです。

医療機関における正式な診断は、米国精神医学会の『DSM-5-TR』やWHOの『ICD-11』に基づき、専門医による行動観察、生育歴の聞き取り、知能・発達検査(WISCやWAISなど)を総合して行われます。安易な民間検査の結果に一喜一憂するのではなく、発達の専門機関や小児神経科、精神科などの専門医による対面でのアセスメントを受けることが鉄則です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。