話題作でなぜ作画崩壊は起きるのか?アニメ制作現場の過酷な実態

話題作でなぜ作画崩壊は起きるのか?アニメ制作現場の過酷な実態についての疑問解決ガイドをご紹介します。

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作品のクオリティを左右するのは、個人の才能だけではない。決定的なのは「時間」と「工程の消化速度」だ。現在のTVアニメ制作現場では、放映スケジュールに追われ、本来なら何度も修正を重ねるべき原画チェックが省略されるケースが後を絶たない。

納品ギリギリまで作業が推し進められ、最悪の場合は放送当日の朝に最終データがテレビ局へ滑り込む。いわゆる「万策尽きた」状態だ。特に近年のTVアニメは線画の密度が格段に増しており、かつてと同じスケジュール感で作画をこなすこと自体が物理的に不可能になりつつある。結果としてクオリティの維持が困難となり、映像の綻びとなって画面上に現れるのだ。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。