Usbの容量確認で表記より少ない謎を解く!原因と偽装対策完全ガイド
USBメモリの容量に関しては、長年放置されてきた都市伝説や誤った解釈がネット上に数多く存在します。その代表例が「フォーマットすると寿命が縮む」「容量が減るのは劣化してセクタが死んだからだ」という言説です。
確かにフラッシュメモリのNAND素子には書き込み寿命(P/Eサイクル)が存在しますが、現代の製品は高度なウェアレベリング(書き込み平準化技術)をコントローラーが自律的に実行しています。クイックフォーマットを数回行った程度で容量が物理的に縮小することは構造上あり得ません。もしフォーマット後に容量が激減したのであれば、前述のパーティション作成の不備か、ファイルシステムの割り当てブロックサイズ(クラスタサイズ)の極端な不一致を疑うべきです。
また、「安物でもデータが保存できているから大丈夫」という考え方は最も危険な誤認です。前述したファームウェア改ざん型の偽装USBは、物理容量(例:16GB)を超過すると「古いファイルを無断で上書きしながら書き込み完了のサインをOSに返す」という凶悪なルーチンを持っています。ファイル名やフォルダ構造は正常に見えるため、数か月後にいざバックアップを開くまで破損に気づけないという惨劇を招きます。