カマキリの卵はいつ孵化する?春の朝に一斉誕生する前兆と育て方
春になっても一向にカマキリ卵が孵化しない理由には、いくつかの典型的な原因が存在します。代表的なものは以下の3点です。
第1に寄生バチ(カマキリタマゴカツオブシムシやカマキリオナガコバチなど)による食害です。卵鞘の表面に小さな丸い穴がぽつぽつと開いている場合、すでに寄生バチが羽化して中身が食べ尽くされている可能性が高くなります。第2に極度の乾燥や過湿による壊死、第3に無精卵のケースです。
また、秋や冬に卵を採集した際に最も注意しなければならないのが、室内飼育での冬の早期孵化対策です。
暖かいリビングなどに飼育ケースを置いておくと、卵が「春が来た」と勘違いし、1月や2月の真冬に室内で孵化してしまいます。冬場は外に餌となる生きた小昆虫が一切いないため、部屋中に数百匹の赤ちゃんが脱走するか、餌不足で全滅する悲劇を招きかねません。
カマキリ卵の保管場所と適正温度は、直射日光と雨風が直接当たらない屋外のベランダや日陰(気温10℃以下)が鉄則です。冬の寒さにしっかり当てることで体内時計が正しく働き、自然と同じ春の適期に健康な孵化を迎えられます。