伝統とデジタルが火花を散らす京都の現在地——京都美術工芸大学が切り拓く「新・工芸時代」のリアル
専門分野の壁を取り払う。これこそが、多様化する現代社会で生き残るクリエイターに必要な資質だ。建築を学びながら工芸のディテールを取り入れ、ビジュアルデザインを専攻しながら立体造形の技術を学ぶ。こうした領域横断的な学びが、学生たちの視野を飛躍的に広げている。
異なるバックグラウンドを持つ学生同士がコラボレーションすることで、化学反応が起きる。デザインの論理的なアプローチと、工芸の感覚的なアプローチが交差する場所から、これまでにない斬新なプロダクトや空間デザインが生まれる。この「境界線の融解」こそが、イノベーションの土壌となっている。