東大本番レベル模試は受けるべき?難易度と判定の信憑性を徹底検証

東大本番レベル模試は受けるべき?難易度と判定の信憑性を徹底検証の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

実際に東大本番レベル模試を受験した現役合格者および浪人経験者の手記やインタビューから、現場の生々しい実態を浮き彫りにしてみましょう。

文科二類に現役合格した元受験生(都内私立高出身)は、当時の体験を次のように述懐しています。
「6月の第1回を受けたときは、英語の時間配分が崩壊して40点台しか取れず、総合でも完全にE判定でした。しかし、試験終了から1週間後に返却されたWEB成績表を見て、要約と英作文のどこで大きく引かれたかが一目瞭然だった。その痛烈な反省があったからこそ、夏休み前の2ヶ月間で英語の演習ルーティンを根本から再構築できました」

一方で、理科一類に合格した別の受験生は、東大特進コースの特待制度との関係性について現実的な側面を語っています。
「東進の東大模試は、特進コースの講座を特待(割引・無料)で取得するための資格審査試験としての側面が非常に強い。河合や駿台の冠模試の結果でも認定は取れますが、東進模試で優秀な成績を出せば即座に林修先生などの東大特進講座を有利に受講できる。上位層にとっては、特待資格を取りに行くための必須イベントという認識でした」

不合格を経験した受験生の手記には、「返却が早すぎて復習が追いつかないまま、10月の第3回、1月の第4回と流されるように受けてしまい、判定の低さに自信を喪失してしまった」という痛切な告白も見られます。中7日というスピード感は、自立して復習計画を遂行できる受験生には強力な武器となる半面、消化不良に陥りやすい受験生にとっては劇薬ともなり得る実態が窺えます。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。