ダンゴムシの食べ物と好物ランキング!飼育で長生きさせる餌の全知識
飼育ケース内で発生する最も悲惨なトラブルが「共食い」です。SNSや相談コミュニティでも「朝起きたら仲間同士で襲い合っていた」という悲痛な報告が後を絶ちません。この現象は性格が凶暴だからではなく、明確な栄養不足と環境の不備が引き金となって発生します。
ダンゴムシは成長過程で何度も脱皮を繰り返します。前半分と後ろ半分に分かれて脱皮する特異な生態を持ちますが、脱皮直後の個体は殻が完全に白く柔らかい状態です。この無防備な無垢の個体は、周囲のダンゴムシにとって「極めて摂取しやすい良質なカルシウムとタンパク質の塊」に見えてしまいます。
ケース内のカルシウム(卵の殻)や動物性タンパク質(煮干し・乾燥赤虫)が不足していると、飢えた仲間が脱皮中の個体を襲撃してしまうのです。脱皮した抜け殻自体にも豊富なカルシウムが含まれており、脱皮した本人が自分で食べる大切な栄養源となるため、ゴミだと思ってピンセットで取り除いてはいけません。
また、ダンゴムシは腹部にある「えら(偽気管)」で呼吸しているため、霧吹きによる適度な水分維持が生死を分けます。ケース底面の土がしっとり湿る程度の湿度60〜70%を維持しつつ、水滴で体が張り付いて窒息しないよう、霧吹きは壁面ではなく床土の片隅に向けて吹きかけるのが飼育のコツです。