入学祝いのお返し「のし」マナー決定版!恥をかかない正解と最新相場
入学祝いを受け取った際、感謝の気持ちを伝える返礼品にかける「のし紙」には、絶対に外してはならない基本原則が存在します。冠婚葬祭の作法の中でも、進学や入学は「何度あっても喜ばしいお祝い事」に分類されるため、慶事ごとの意味合いを正しく汲み取った設えが求められます。ここでは入学内祝いのしマナー詳細まとめとして、押さえるべき重要項目を順を追って解説します。
まず押さえるべきは、入学祝いお返し水引紅白蝶結びの選択です。水引の本数は一般的な慶事に用いられる5本(または丁寧な7本)を選び、中央で蝶結び(花結び)に結ばれたものを用います。蝶結びは「何度でもほどいて結び直せる」構造を持つことから、進級や進学のように将来にわたって何度繰り返してもめでたい慶事にのみ使われます。
一方、絶対に避けるべきなのが「結び切り」や「あわじ結び」の水引です。結び切りがNGな理由は、その形状が「一度結んだら容易にほどけない」ことを意味している点にあります。結び切りは婚礼関係や病気全快を祝う快気祝い、あるいは弔事など、「二度と繰り返してはならない出来事」に限定して使用する水引です。入学祝いのお返しに結び切りを選んでしまうと、「二度と進学してほしくない」「学校生活を繰り返さない」という不吉なメッセージを暗示させてしまうため、重大な礼儀違反となります。
続いて注意を払うべきは表書きの記載方法です。のし表書き入学内祝と内祝の違いについて迷う方も少なくありませんが、結論から言えばどちらを用いても失礼には当たりません。ただし、より丁寧に進学の慶事であることを相手に明確に伝えたい場合は「入学内祝」と明記するのが自然です。一般的に、他の慶事と時期が重なっていない場合は「入学内祝」またはシンプルに「内祝」と上段中央に毛筆や筆ペン(濃い黒墨)で楷書書きします。ボールペンや万年筆、薄墨(弔事用)を使うのはマナー違反ですので注意してください。
最後に、のし下段に記載する氏名のルールです。のし名前子供の書き方ルールにおいて最も多い誤解が、「世帯主である親のフルネームを書いてしまう」というケースです。入学祝いは、親ではなく子ども個人に対して贈られたお祝いです。したがって、内祝いののしに書く名前はお祝いを受け取った主役である子どもの名前を記すのが正式な作法です。小学校入学前後の小さな子どもの場合は、名前のみ(下の名前)を書き、読みやすいようにふりがなを添える配慮が好まれます。中学・高校・大学進学など成長した段階であれば、苗字をつけたフルネームで記すのが一般的です。