髪の毛は1日何本抜ける?正常な本数と危険なサインの見分け方を徹底解説

髪の毛は1日何本抜ける?正常な本数と危険なサインの見分け方を徹底解説の真相について、専門知識を詳しくお届けします。

日本人の頭髪は全体で約10万本存在するとされ、毛髪科学および日本皮膚科学会の臨床知見に基づくと、健康な成人の1日の抜け毛平均は50本〜100本が標準的な基準値です。髪の毛が1日に100本近く抜けていたとしても、同等の本数が新しく生え始めているため、毛髪全体のボリュームが直ちに失われるわけではありません。

この自然な生え変わりを司っているのが「ヘアサイクル(毛周期)」です。頭髪は以下の3つの周期を繰り返しています。

  • 成長期(2〜6年):毛母細胞が活発に分裂し、太く長く成長し続ける期間。頭髪全体の約85〜90%がこの状態にある。
  • 退行期(2〜3週間):細胞分裂が停止し、毛根が縮小して抜ける準備に入る期間。全体の約1%。
  • 休止期(3〜4ヶ月):毛根の活動が完全に休止し、奥から新しい毛が伸びることで古い毛が押し出される期間。全体の約10〜15%。

休止期を迎えた髪は、ブラッシングや頭皮を触るわずかな刺激で自然に抜け落ちます。つまり、1日に50〜100本抜ける現象は、頭皮が正常に新陳代謝を繰り返している証拠に他なりません。

特に不安を感じやすいシャンプー時の抜け毛ですが、1日に抜ける髪の毛のうち約50〜60%(およそ30〜60本)は洗髪中に集中して脱落します。すでに毛根から外れかけていた休止期の毛髪が、泡立ちと指の摩擦によって一度に洗い流されるためです。排水口に集まった毛束を見て驚くケースの大半は、単に一日の大半の抜け毛が一箇所に集約された結果に過ぎません。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。