傾きの求め方を完全攻略!一次関数からエクセル・裏ワザまで徹底解説
グラフ上の異なる2つの座標、例えば点 $A(x_1, y_1)$ と点 $B(x_2, y_2)$ が与えられたとき、その間を結ぶ直線の傾きを求める計算は定期テストや模試の頻出パターンです。この場面で使われるのが、2点を通る直線の傾き公式です。
直線の傾き $a = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1} = \frac{yの増加量}{xの増加量}$
教科書に載っているこの公式を目にした瞬間、「どちらからどちらを引くのか」「$x$ と $y$ のどちらが上(分子)だったか」と混乱するケースが後を絶ちません。効果的な直線の傾きの公式覚え方として教育現場で推奨されているのが、「横に進んだ歩数分の、縦に登った歩数」という身体的イメージの定着です。
アルファベット順では $x$ が先で $y$ が後ですが、分数の構造は「分母が下、分子が上」です。人間が坂道を歩くとき、まず水平方向(横=$x$ 軸)に移動し、その結果として標高(縦=$y$ 軸)が変化します。「横の移動(分母=$x$)を土台にして、縦の移動(分子=$y$)が乗っかる」という階段のイメージを持つと、上下の入れ替わりミスは劇的に減少します。
また、傾きが $a = \frac{2}{3}$ のように分数になった途端、グラフが描けなくなるという相談も頻出します。小中学校の算数で「割り切れない数」に苦手意識を持った層が陥りやすい罠ですが、座標平面における分数はむしろ親切な道案内です。傾きが分数になるグラフの書き方は、以下の3ステップで完了します。
- 切片の点(例えば $y$ 軸上の $(0, 1)$)にペン先を置く。
- 傾き $\frac{2}{3}$ の分母に着目し、右方向へ「3マス」進む。
- 分子に着目し、上方向へ「2マス」進んだ位置に新しい点を打つ。
求めた2つの点を定規で真っ直ぐ結ぶだけで、寸分の狂いもなく正確なグラフが完成します。分数は割り算して小数に直す必要など一切なく、「右へ何歩、上へ何歩」という移動指示書として読めばよいのです。