【2026年最新】160キロの超剛腕が魅せる「完全覚醒」―ソフトバンク杉山一樹、覚醒の裏に秘められたフォーム改造と頂点への執念
杉山一樹という投手のポテンシャルについては、入団当初から誰もが疑いを持っていなかった。身長193センチの恵まれた体格から投げ下ろされるストレートは、打者の手元で伸び上がり、バットに空を切らせる。しかし、プロの世界はスピードだけで通用するほど甘くはない。課題とされ続けてきた制球の乱れが、彼の躍進を阻む大きな壁となっていた。
転機となったのは昨オフから着手した投球フォームの抜本的な見直しだ。軸足にしっかりと体重を乗せ、リリースポイントまでの力の伝達をスムーズにする意識を徹底した。無駄な力みが削ぎ落とされたことで、球威をそのままにコントロールの精度が劇的に向上。ボールゾーンへ大きく外れる球が減り、ストライクゾーンの中で勝負できる強さが生まれた。