【2026年最新】千本鳥居のその先へ。京都・稲荷山が魅せる「静寂の夜」と知られざる聖地の真実
観光客の多くは、途中の「熊鷹社」や「四ツ辻」で引き返してしまう。だが、稲荷山の真価はその先に待つ約4キロメートルのハイキングコース「お山めぐり」にある。
四ツ辻から京都市街を一望したあと、さらに急な石段を登っていくと、最高峰である一ノ峰(末広大神)に到達する。山内には「御塚(おづか)」と呼ばれる信者たちが奉納したプライベートな石碑が無数に点在し、それぞれに異なる神名が刻まれている。民俗学的な観点からも極めて珍しいこの景観は、明治時代の神仏分離令を経てもなお残された、日本人の草の根的な信仰心のあらわれと言える。