なぜ治らない?ふわふわ続く「浮動性めまい」の真相と脳梗塞の危険サイン
めまいの症状が現れた際、どの診療科のドアを叩くべきかは、随伴症状の有無によって極めてシステマチックに決める必要があります。
1. 【至急受診】脳神経外科・神経内科へ直行すべき「危険なサイン」
浮動性めまいに加えて、以下の症状が1つでも認められる場合は、脳梗塞や脳内出血、脳幹部病変などの重篤な中枢性疾患の可能性が極めて濃厚です。ためらわずに救急要請(119番)または脳神経外科を受診してください。
- 片側の手足に力が入らない、あるいはしびれがある
- ろれつが回らない、言葉が出てこない、他人の言葉が理解できない
- 視界が急に狭くなる、物が左右や上下に二重に見える(複視)
- 激しい後頭部痛や今までに経験したことのない頭痛を伴う
- 真っ直ぐ歩けず、片側に大きく傾いてしまう(小脳失調症)
- 意識が朦朧とする、意識が遠のく感覚がある
2. 耳の異常を伴う場合:耳鼻咽喉科(めまい相談医)
耳鳴り、難聴、耳の閉塞感(耳が詰まった感じ)がある場合は、内耳由来の障害が疑われるため耳鼻咽喉科を受診します。眼振(眼球の無意識な揺れ)を測定する赤外線CCDカメラ検査や平衡機能検査によって、内耳の異常を詳細に特定できます。
3. ストレスや動悸、慢性化している場合:心療内科・めまい専門外来
頭部画像検査や耳鼻科的検査で明らかな器質的病変が見当たらず、強い不安感、不眠、過呼吸、動悸などを伴う場合や、3ヶ月以上改善しない場合は心療内科や神経内科の「めまい専門外来」での多角的なアプローチが推奨されます。