アンパンマンの名犬チーズ驚きの裏設定!山寺宏一が語る誕生秘話
絵本作家のやなせたかしが生み出し、フレーベル館から出版された原作絵本において、「めいけんチーズ」の登場は実に劇的だった。アニメ版でのコミカルな印象とは異なり、彼の原点はなんと「バイキンマンがアンパンマンの命を狙うために送り込んだ犬」という衝撃的なスパイ工作である。
幼い頃に森で助けられた経験や、パン工場で振る舞われた焼きたての美味しいパンの温もりに触れたことで、チーズはバイキンマンを裏切り、アンパンマンたちの仲間になる道を選んだ。この「悪の刺客から忠実な相棒へ」というドラマチックな転換こそが、彼のキャラクター像に深い立体感を与えている。悪意を善意で包み込む作品全体のテーマが、チーズという一匹の犬の選択に象徴されているのだ。