激震の政界舞台裏!民主党総理大臣の決断と次代を拓く新政権構想
政権交代を果たした鳩山由紀夫元首相は、「友愛」の理念を掲げて東アジア共同体構想や普天間基地移設問題に挑んだが、日米関係の混迷を招き辞任に追い込まれた。理想主義の限界が問われた過渡期であった。続いて登板した菅直人元首相は、東日本大震災および福島第一原発事故という未曾有の国難に対処した。危機管理における官邸の主導権と情報伝達の混乱は激しい賛否を呼び、日本の危機対応能力の盲点を露呈させることとなった。
そして政権最後の舵取りを担った野田佳彦元首相は、財政健全化に向けた消費増税の決断を下し、自民・公明両党との「三党合意」を取り付けた。党内からの猛反発を受け止めながらも衆議院解散へと踏み切った彼の判断は、政権の幕引きと引き換えに日本の社会保障制度の骨組みを形作ったと言える。三者三様の足跡は、リーダーシップの本質を我々に突きつけている。