オートクチュールとは?値段やプレタポルテとの違い・認定条件を徹底解説
オートクチュール(Haute Couture)は、フランス語の「Haute(高級な、上質な)」と「Couture(縫製、仕立て)」を組み合わせた言葉です。日本語では「高級注文服」や「高級仕立服」と訳されます。
その歴史的発祥は19世紀半ばのパリに遡ります。イギリス出身の仕立て職人シャルル・フレデリック・ウォルト(Charles Frederick Worth)が、1858年にパリのラ・ペ通りにアトリエを開設したことが近代オートクチュールの幕開けとされています。それまで顧客の指示通りに服を縫うだけだった職人に対し、ウォルトはデザイナー自らがデザインを考案し、生きたモデルに着せて顧客に提案するという画期的なビジネスモデルを確立しました。
その後、模倣品の氾濫を防ぎクリエイターの権利と技術を保護するため、1868年に「パリ・クチュール組合(現:オートクチュール・モード連盟、通称サンディカ)」が創設されました。これにより、オートクチュールは単なる贅沢品ではなく、国家的な文化遺産・工芸技術として体系化されていきました。