バク宙のやり方完全ガイド!恐怖を克服し安全に着地する最新上達法
「子どもの頃は身軽に回れたのに、大人になったら全く浮かない」という声は少なくありません。取材現場で多くのアクロバット指導者が指摘するのは、大人特有のフィジカル面の変化です。バク宙を成立させるためには、体重に対する筋出力の比率が極めて重要になります。
大人になってからの挫折を引き起こす主な要因は、以下の3点に集約されます。
1. 体幹深層筋(腸腰筋)の出力不足
脚をただ曲げるだけでなく、空中で太ももを一瞬で腹部に引きつけるには強烈な腸腰筋と腹直筋下部の収縮が欠かせません。この筋力が低下していると、抱え込みが間に合わず、いわゆる「開いた状態」で地面に突っ込むことになります。
2. 胸椎と肩関節の可動域不足
デスクワークの常態化により背中が丸まっている大人は、腕を真上にバンザイする動作自体に制限がかかっています。腕が十分に上がらないまま踏み切ると、上方向への推進力を失い、後ろへの力ばかりが働いてしまいます。
3. プライオメトリクス能力(腱の弾性)の衰え
床を蹴る際、筋肉だけでなくアキレス腱などの弾性エネルギーを使って跳ね上がる能力が不可欠です。日頃からバク宙に必要な筋トレとして、スクワットジャンプやボックスジャンプ、タックジャンプを習慣化し、爆発的な瞬発力を呼び戻す作業が不可欠です。