【2026現地ルポ】台湾海峡の緊張が変えた「有事」のリアル:民間人防衛と米軍連携の現場から
2026年の防衛演習を象徴するのが、先端テクノロジーの全面的な導入だ。台湾国防部は自国製の偵察・攻撃型ドローンを各部隊に大量配備し、AIによる自動目標認識システムを訓練に組み込んだ。サイバー攻撃によって通信が遮断された環境下でも、自律型ドローン群が自ら判断して最適ルートで標的を攻撃する訓練が繰り返されている。
さらに、台湾が得意とする半導体技術を結集した暗号化通信装置の実戦テストも実施された。対岸からの強力な電波妨害を打ち消し、部隊間のリアルタイムデータ共有を維持できるかが勝敗の分かれ目となる。サイバー空間と現実の戦場が融合した高度な電子戦訓練は、もはやSFの世界ではなく、日々の現実に他ならない。