元ドル相場に地殻変動!米中対立と金利差が招く通貨攻防の行方
ワシントンと北京。両陣営の思惑はどこまでも平行線をたどる。米国連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長がインフレ沈静化と景気維持の舵取りに苦心する一方、習近平国家主席率いる中国指導部は内需の停滞とデフレ圧力への対応に追われている。
FRBの金利方針が少しでもタカ派に傾けば、ドル買いの圧力が一気に高まる。対する中国側は、急激な人民元安が招く資本流出を極度に警戒。マクロ経済分析の視点からも、米国の高金利維持と中国の金融緩和という「金融政策のねじれ」こそが、現在の相場を揺らす最大の震源地だ。