愛してたって秘密はある黒幕の正体と伏線回収!Hulu結末の全貌
本作を語る上で避けて通れないのが、地上波最終回のラストシーンで画面に表示された「本当の結末はHuluで」という演出です。地上波放送の最終回では、黎が警察に出頭し自首したところで幕を閉じ、物語の根本的な精神的救済やヒロインとの未来については、動画配信サービスHuluのオリジナルストーリー『愛してたって、秘密はある。 僕は誰だ?』へと持ち越されました。
地上波とHulu特別編(前編・後編)における決定的な違いは以下の通りです。
- 地上波第10話の結末:黎は警察の取調室で刑事の一矢(矢柴俊博)らにすべてを告白。自分が父を殺し、脅迫者も自分の裏人格であったことを認めて逮捕される。爽との関係は悲劇的な断絶のまま終わりを迎える。
- Hulu特別編『僕は誰だ?』の結末:取調室の内部で、表の人格「黎」と裏の人格「サク」による凄絶な脳内対話が描かれる。サクは黎の弱さを激しく罵倒するが、面会に訪れた爽の無償の愛と「どんなあなたでも受け止める」という言葉によって、黎は自らの罪と影を統合する決意を固める。サクは消滅を受け入れ、黎は罪を償った後に再び爽と向き合う希望を残して真の終幕を迎える。
地上波放送のみを視聴した層からは「伏線の回収が不完全」「有料サービスへ誘導する手法はいかがなものか」と厳しい声が上がった一方、Hulu版を視聴したユーザーからは「福士蒼汰の狂気的な一人二役の怪演が真骨頂に達している」「サクが生まれた本当の悲哀と爽の献身的な愛が描かれ、ドラマとして美しく完結した」と高く評価されるなど、評価が真っ二つに分かれる異例の事態となりました。