昭和天皇とマッカーサー会見の真相|歴史的写真と「全責任」発言の全貌
会見直後、公邸のロビーで連合国軍カメラマンによって撮影された記念写真は、翌日9月28日(一部は29日)の新聞各紙に掲載され、日本社会に激震を走らせました。この撮影では合計3枚のネガが存在していたことが判明しています。
採用された1枚は、身長約180cmのマッカーサーが軍服のノーネクタイ姿でポケットに手をかけ、リラックスした姿勢をとっているのに対し、身長約165cmの昭和天皇は礼装であるモーニングコートを身にまとい、直立不動の姿勢を崩していません。
この15cm以上の身長差と服装の対比は、「現人神(あらひとがみ)」として崇められていた天皇が人間であることを国民に痛烈に印象づけました。当時の内務省警保局は「皇室の尊厳を冒涜するものである」として新聞の発売禁止処分を下そうとしましたが、GHQは即座にこれを差し止め、命令を無効化。日本の言論統制を打破し、新たな権力構造を可視化するプロパガンダとしても機能したのです。