真珠科学研究所の鑑別書は信頼できる?オーロラ花珠・天女の基準と評判
市場で広く知られる「オーロラ花珠」と、そのさらに上位に君臨する「オーロラ天女」。この2つの違いについて現場の鑑別基準を紐解くと、極めて高度な光学判定が行われていることが分かります。
まずオーロラ花珠の基準は、アコヤ真珠の中でも「形(ラウンド)」「キズ(微小)」「巻き厚(0.4mm以上)」「テリ(最強)」の全項目で最高ランクをクリアしたものだけに付与されます。これに対し、オーロラ天女はオーロラ花珠の合格基準をすべて満たした上で、さらに下層から湧き出すような「干渉色の豊かさ(光彩色)」が100点満点中の厳格なボーダーラインを超えた個体のみに与えられる特別呼称です。
真珠の美しさは、単なる表面の反射(ツヤ)だけでなく、何千層もの炭酸カルシウム結晶が光を分光させる「テリ(干渉色)」によって決まります。真珠科学研究所では、特許技術である「オーロラビューアー」の下で真珠の下半球に現れるオーロラ効果(干渉色像)を測定。緑とピンクが鮮明に対比して現れる極上の光彩色を持つ珠だけが「天女」として認定されます。市場に出回るアコヤ真珠全体の中で、天女の基準を満たすロットはわずか数パーセント未満に過ぎません。